



2022.08.01 開業支援
飲食店の開業に家族の協力があると強みになる理由
飲食店を経営する場合、自分ひとりでできる仕事には限界があるため、自分以外の人の協力が必要です。 その際には、第三者を新規に採用するか、家族・親族に協力を依頼するか、どちらかを選ぶことになります。 今回は、飲食店において家族の協力が得られる場合のメリットについてのお話です。独立開業すると、自分の周辺の人間が応援してくれることが多いですが、特に家族・親族は熱心に応援してくれるケースが多いです。 特に開業時には、そういった応援を最大限に活用させてもらう方がよいでしょう。 具体的には、 ・開業時に必要な仕入業者、工事業者を紹介してもらう ・開業資金の一部を援助してもらう ・お客さんになりそうな人を紹介してもらう ・お店で働いてもらう、経理や事務作業を手伝ってもらう ・子供の面倒をみてもらう などなど、家族にしか頼めない、もしくは第三者に頼むとお金がかかってしまうことがほとんどです。 開業からしばらくの間はバタバタすることが多いため、甘えさせてもらうくらいの気持ちで協力を依頼しましょう。夫婦、もしくは親子、その他親族と一緒に飲食店を経営する場合、それぞれが持つ強みや得意分野を生かした役割分担をすることが多いです。 これは、お店の守備範囲を広げる意味でとても重要です。 自分ひとりのできること、自分ひとりの世界では、広がり方に限界があります。 具体的には、料理のバリエーションやお客様との相性など、発想や人間力として、一人より二人の方が広がりが大きくなります。 夫婦ふたりでお店を経営するケースで、 一方が料理を、一方が接客を、 というパターンが多くありますが、役割分担を明確にすることと夫婦ならではの連携プレーが最大限に発揮されると、お店の魅力は増大します。 夫婦ふたりで経営しているお店は、客側の立場から見ても、安心感やいい雰囲気がありますよね。家族、特に夫婦で飲食店を経営すると、仕事も生活も常に一緒、という形になるので、一緒に過ごす時間がとても長くなります。 特に開業当初の頃はよくケンカをする、といったご夫婦の声を聴くことはありますが、時間が経つにつれてそういうことも少なくなるようです。 開業当初は忙しくて上手くいかないことも多いので、お互いにイライラすることもあるのですが、時間が経ち、運営にも慣れてくると、イライラすることが少なくなり、息の抜き方もわかってくるそうです。 夫婦・家族でお店をやるからこそ得られるメリットやお店の魅力は必ずあるので、家族の協力が得られる方は、遠慮なく甘える方が吉と言えるでしょう。