2020.07.20 よもやま話
コロナ禍におけるテイクアウト・デリバリーその後
新型コロナウイルスの影響によってテイクアウト・デリバリー市場が活況となっていました。
では、緊急事態宣言が解除された現在、テイクアウト・デリバリー市場はどのようになっているでしょうか?
まだまだ予断を許さない状況
新型コロナウイルスに関しては、まだまだ予断を許さない状況です。
飲食店においても、いつ再び緊急事態宣言が発令されるか、感染者の数がどのように推移するのか、日々注視している状況かと思います。
日常を取り戻しつつある状況の中、緊急事態宣言中に賑わっていたテイクアウト・デリバリー市場は、飲食店への客足が戻るにつれて、少なからず売上が下がっている傾向にあるようです。
店内飲食、テイクアウト両方を手掛けているお店では、店内飲食の売上が上がるにつれて、テイクアウトの売上は下がっているようです。
札幌市でもUberEatsがサービスを開始
2020年7月28日より、札幌市でもUberEatsがサービスを開始します。
飲食店がデリバリーに参入する機会が増える形になります。
一方で、飲食店にとって配送料を含めた各種手数料の負担は小さくありません。
UberEatsだけではなく、出前館などもデリバリー代行サービスを行っておりますが、相応の手数料負担が生じます。
手数料負担が生じることによってお店側の利幅が小さくなる
→デリバリーの商品価格を上げざるを得ない
→消費者には魅力的な価格ではなくなる
→店内飲食との価格差も如実になり、注文するのに二の足を踏む
という悪循環が生まれてしまいかねない状況です。
どのようにテイクアウト・デリバリーに取り組めばよいか
テイクアウト・デリバリーにどのように取り組めばよいか、私個人の感想です。
テイクアウトにしても、デリバリーにしても、一朝一夕では事業として成り立たないことが多いです。
つまり、事業としてある程度の成果を出そうとするのであれば、細々とでもやり続けるのが効果的です。
また、一般的な認知度の面で、テイクアウト・デリバリーに取り組んで効果的に売れる商材とそうではない商材があります。
どういった商材であればテイクアウト・デリバリーに対応しやすいか、顧客の認知度を広げていくためにはどうすればよいか、考えて試行錯誤しながら続けていくことが成功への道かと思います。