2018.08.03 開業支援
飲食店にとってメニュー表は重要な接客要員
飲食店にとってメニュー表は、顧客に対してお店の特色をアピールするための非常に重要なものです。
今回はメニュー表の役割と記載内容についてのお話です。
メニュー表はオーダーを頼んだ後に見る!?
通常の来店の流れだと、お店に入って席に座り、まずはメニュー表を見ます。
お店の外見や雰囲気、来店の時間帯によっても変わりますが、顧客がお店に入ってから、席まで店員が来て最初のオーダーを注文するまでの時間はそれほど長くありません。
「うーーーーーん・・・・・」と悩みに悩んでメニューをじっくり決める方もいますが、大体の方は頭のどこかに「早くメニューを決めなきゃ」という思いがあり、メニュー表をパッと見た直感で「美味しそう!」と思ったものをオーダーする傾向にあります。
メニュー表を見る時間が短いなら、メニュー表にいろいろこだわる必要はないじゃないか、と思うかもしれませんが、顧客がメニュー表をじっくり見るのはオーダーをした後なのです。
飲食店で働いている方は顧客の行動を観察してみてください。
オーダーをした後もメニュー表をじっくり見たり、メニュー表を見ながら食事をしたりしているはずです。
メニュー表はお店のアピールの場所!お店の特徴やこだわりを載せましょう
オーダー後、メニュー表をじっくり見ながら思うことは、
「へぇ、このお店はこんなメニューがあるのか~」
「このお店はこういうところにこだわりがあるのか~」
「このお店の営業時間とお休みはこの期間なのか~」
などの店舗のこだわりや店舗情報などを見ます。
飲み物や食べ物が来るまでの暇つぶしだったり、複数名で来店した人の話のネタになったりするのです。
このタイミングが顧客とのコミュニケーションをとるチャンスであり、メニュー表が一番活躍してくれるタイミングです。
メニュー表には、細かい情報はいらないのではないか、わかりやすいメニューの方が良いのではないか、と思う方もいるかもしれません。
ですが、メニュー表には選びやすいシンプルな部分とじっくりと見ることができるこだわり部分との両方の要素があった方が、顧客にとって選びやすく読みごたえのあるメニュー表になるのです。
飽きられないために定期的な改定が必要
メニュー表自体のこだわりが伝わった方が、お店自体の印象もアップします。メニュー表が汚れていないことも重要です。
そしてメニュー表は、何度も通っている常連さんに飽きられないためにも、定期的に改定したり、新しいものを付け加えたりというメンテナンスをしましょう。
変えないメニューと入れ替えるメニューの両方を使い分けると便利です。
メニュー表も店員の一部であり、接客要員であることを理解して、愛情を持って作成した方が、お店の印象は間違いなくアップすると思います。