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飲食店ちょい足しコラム
飲食店の開業支援・経営支援に特化した
みやじま税理士事務所がお届けする
飲食店の開業・経営にちょっとだけ役に立つコラム

飲食業は儲からないのか?についての簡単な考察

「飲食業は儲からない」

「飲食業は手間ばかりかかる」

「飲食業はやらない方がいい」


という声をよく耳にします。


では飲食業は本当に儲からないのでしょうか?

飲食業の開業率・廃業率は全業種の中でもっとも高い

2017年版中小企業白書によると、「宿泊業・飲食サービス業」の開業率(9.7%)・廃業率(6.4%)は、全業種平均の開業率(5.2%)・廃業率(3.8%)よりも高く、全業種の中でもっとも高い数値となっています。


冒頭に書いた飲食業に対する否定的な意見を裏付けるデータです。



この傾向は以前より変わらずで、開業率が高い背景には

・独立志向の高い業種

・独立開業のやり方がわかりやすい、イメージしやすい

・すでにあるノウハウを流用しやすい

などの理由が考えられると思います。



一方で廃業率が高い背景には、

・開業している人が多い分、廃業も多い

・見通しが甘く、安易に独立開業してしまう

・ノウハウがなく差別化が難しい

などの理由が考えられると思います。


誰もが始めやすい業種は、競争が激しくなりやすい傾向にあります。




しかし、激しい競争の中でも利益を上げ続けているお店、企業は存在します。



やり方さえ間違わなければ、しっかりと儲けることはできるのです。




「飲食業=儲からない」

のではなく、


「飲食業=失敗する人が多い」

のです。

飲食業で儲けるための近道は

私がいままでに見てきた飲食業の儲けの方法は、大きく二つに分類されると思います。



1.規模を追求する



2.独自技術(料理・サービス)を磨き、手間暇をかけて付加価値を高める


1.規模を追求する

これは中堅・大手の飲食店経営の企業がとっている方法ですが、いくつかの成功例をもとに店舗を出店していき、全体の利益を大きくしていく方法です。


自分ひとりでは生み出せる利益の金額に限界があるため、人を使って稼ぐ金額を大きくしていく、ということです。



この方法だとチェーン店をイメージするかもしれませんが、最近では店舗のブランド名を複数持って、チェーン店だと思わせないような店舗も増えています。


料理やサービスの品質もかなり高いお店も多いです。



これは、売上高をできるだけ高めていき、儲けを稼ぐ方法です。

2.独自技術を磨き、手間暇をかけて付加価値を高める

この方法は小規模の飲食店が多いです。


いままで修行してきた技術を使って、自分の目の届く範囲で、手間暇をかけた料理・サービスを提供して、他店と差別化するという方法です。



爆発的な儲けを期待することは難しいかもしれませんが、常連さんがつけば、安定した儲けが期待できます。


料理や接客が好きで働いている、という人はこの方法が合っていると思います。



これは、利益率をできるだけ高めていき、儲けを稼ぐ方法です。

儲けるために重要なことは

どちらの方法をとるにしても、儲けるためには事前の計画と運営の仕組み作りが重要です。



甘い見通しのままスタートしたり、安定した品質の商品・サービスを提供する仕組みがないままスタートするところに問題があります。



自分がやりたいことを実現しながら、儲けるための計画と仕組みを作る、という点は、独立開業の前に時間をかけて準備をする必要があると思います。

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