2022.01.31 資金調達
飲食店の創業融資を成功させるポイント 人脈編
創業融資の成功率を高めるポイントとして、事業主本人の経験や自己資金が重要となりますが、事業主の家族や親族、そのほかの人脈も重要な要素となります。 今回は、どのような人とのつながりが創業融資、さらには開業後の店舗運営のプラスになるかについてのお話です。店舗経営を進めるためには、従業員や仕入先・販売先など、多くの人に協力をしてもらう必要があります。 協力してもらう人が多いほど、自分のやりたいことを実現できる環境が整いますし、自分が困ったときに助けてくれる可能性も高くなります。 過去の勤務先や友人関係、またはそのつながりから得られる人脈は、成功するために必要なものですし、銀行もその点をプラス要素として加味します。 どのような人脈があって、どのようなことを協力してもらえるか、創業計画書を作成する段階で、いくつか挙げられるようにしておくとよいでしょう。人脈の中でも特に重要なのは家族の協力です。 夫婦、両親、兄弟、親戚などの協力があることは、事業を成功するためにあった方がよいですし、融資審査においてもプラスです。 相談できる環境があることや事業を手伝ってもらうことはもちろんですが、お目付け役が周囲にいることもプラスに働きます。 個人的な感想ですが、夫婦あるいは親子で一緒に事業を行っている方は、一人で行うよりも成功する可能性が高くなると思います。 役割分担をすることで自分の得意分野に集中できることもありますし、お目付け役がいることでお金の管理をしっかりできることも要因として挙げられます。 また、夫婦で別々のスキルを持っていれば、提供する商品・サービスにも幅が広がるため、より魅力的なお店になることが多いです。 (料理とソムリエや利き酒師によるお酒の組み合わせ提供など)「独立開業します!」と周囲へ説明すると、ほとんどの方から「おめでとうございます!」と応援してもらえます。 その流れで、仕入先やお客さんを紹介してもらえることもあります。 自分一人ではできる仕事の範囲は限られており、事業を円滑に進めるためには、周囲の方の協力は欠かせないものであるため、そういった応援は、事業を行う上で必ずプラスになります。 独立開業の前には、技術・経験を積むだけではなく、同じ職場の先輩や後輩、取引先などとの良好な関係を作っておくことも、必要な要素であると言えるでしょう。