2022.12.05 開業支援
どのように選べばよいか?飲食店の内装工事の選び方
飲食店をオープンするために欠かせないのが内装工事です。
前のお店の内装が残ったままの居抜き物件でも、カラの物件であるスケルトンでも、内装工事は必ず必要になります。
今回は内装工事の施工をどのように選ぶかについてのお話です。
2社以上からの相見積もりが基本
内装工事や厨房機器などの高額な仕事の依頼は、基本的に2社以上から見積りを取る相見積もり(あいみつもり)をした方がよいでしょう。
工事の価格についての知識がない場合はほとんどだと思いますので、2社以上の業者さんから見積りを取ることで、工事の相場や工期について比較することができます。
デザインの提案も1社よりは2社からもらった方が、より良いお店のイメージ作りができます。
業者さんの選び方は、店舗物件の不動産業者さんからの紹介、地元のつながりなど人のつながりで選ぶ方が多いようです。
そのような人のつながりだと安心感がある一方で、断りにくくなってしまうデメリットもあります。
そのような場合だと一括見積りを取得できるサイトを利用するとよいでしょう。
インターネットで
「飲食店 内装 見積り」
「飲食店 内装 札幌」
などのワードで検索すると、複数の業者さんから提案、見積りをもらうことができるサイトがあるので、このようなサイトを利用するのも一つの手であると言えます。
どのようなポイントで業者さんを決めたらよいか?
提案をいくつかもらったら、実際に施工してもらう業者さんを一つ選ぶことになります。
どの業者さんを選ぶかは、いくつかの要素を総合的に勘案して決めることになります。
デザイン、工期、価格、やり取りをしている業者さんの対応など、様々な要素がありますが、自分がやりたいお店のイメージを具現化してくれる業者さんを見つけられれば理想です。
また、工事については「やればやるほど価格が上がっていく」ということになるため、あれもこれも、という注文をしてしまうと想像以上に内装工事全体の価格が上がってしまいます。
ある程度の予算の目安を定めておき、その範囲内でどこまでやるか、ということを決めるのも一つの手です。
多くのお客様のケースを見ていると、工事の終わりの頃に追加工事が発生するのはよくあることですし、内装工事以外にもあれこれと追加の予算が発生することが多いです。
当初の計画よりも、実際の費用は多くかかってしまうことを見込んで、内装工事の計画は立てておいた方がよいでしょう。
自分の手足で調べることがコストを下げる
飲食店の開店準備は、一つの業者さんにすべてのことをまとめてお願いすると高くついてしまうことがあります。
具体的には、内装工事の業者さんに厨房機器や什器備品までお願いするケースです。
厨房機器や什器備品は、インターネットを使って自分で調べることによって自分で探して選ぶことができます。
自分の手足を使って調べて探す方が、コストを下げられるケースが多いです。
業者さんへ丸投げしようとせずに、自分も主体的に動くことで全体のコストを見直すことができる可能性もあるので、開店準備はひとつひとつじっくりと取り組むが必要であると言えます。