2022.11.07 資産形成・資産運用
投資に興味がない方でもOK!長期の資産形成の取り組み方
キャッシュレスと同じように一般的な普及に大きな壁がある投資。
元本割れが怖い、よくわからない、調べるのがめんどくさい、騙されるか不安、投資に割く時間がない・・・
などなど、普及しない理由はいろいろ考えられます。
今回は投資、資産形成の中でも王道の長期投資の取り組み方についてのお話です。
余剰資金で積み立て投資をすること
経営を続けていく中で、売上から仕入・家賃などの経費を引いた自分の取り分があると思います。
ある程度経営を続けていくと、そのお店の売上・経費の構造が出来上がり、どのくらいの余剰資金ができるか、ということが把握できます。
この余剰資金の範囲内で将来のために資産形成をしていくということが大切です。
長期の資産形成は長い期間(少なくとも10~15年、できれば20年以上)かけて資産を形成していく方法です。
重要なのは、どんな時も続けられるように、可能な範囲の金額で積み立てることです。
続けることで複利効果(雪だるま式に膨らむこと)が出てくる、時間の分散ができる、ということが長期投資の重要なポイントです。
実際にどのくらいの効果が出る?
楽天証券のHPに「積立かんたんシミュレーション」というのがあり、こちらで毎月どのくらい積み立てて、どのくらいの利回りがあれば、最終的にどのくらいの積立額になるか、シミュレーションをすることができます。
例えば、毎月3万円ずつの積み立てを20年間続けたとします。
定期預金であれば、
3万円×12か月×20年=720万円
にわずかながらの利息(年0.01%など)がつくだけで大きく増えることはありません。
一方、毎月3万円を20年間、利回りが3%の商品に投資をしたとします。
先ほどの積立かんたんシミュレーションに入力すると、
約985万円くらいまで膨れ上がります。
20年間で約265万円の差です。
定期預金との差は、元本割れのリスクを取るかどうかです。
ローリスクであればローリターン、ミドルリスクであればミドルリターンであるため、リスクを取った人のみがリターンを得られるのが投資です。
ここで重要になるのが、先ほどの「余剰資金で投資を行う」という点です。
つまり、余剰資金であれば、短期的に多少目減りをしたとしてもダメージは少なく、長い期間続けていくことができる可能性が高くなります。
短期的な値動きに一喜一憂せず、淡々と積み立てていくこと
・投資の勉強をし続けなければいけないのではないか
・こまめにチェックしなければいけないのではないか
このように考えるかもしれませんが、その必要はありません。
最初に商品を選ぶ際には多少の勉強が必要になりますが、商品を決めて積み立てが始まれば、あとはほったらかしです。
市場は日々動いているので、短期的な値動きよって一喜一憂してしまうかもしれません。
暴落したときはもっと下がってしまうのではないかと心配になり、暴騰したときはここで売って利益を確定させた方がよいのではないかと心配になります。
ですが、重要なのは気にしすぎないで、淡々と積み立てを続けることです。
投資に興味を持たなくても、定期預金に近い感覚で続けるくらいの方が、気がついたら結構な金額に膨れ上がっていた、という成功に結び付くこともあるのです。