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飲食店ちょい足しコラム
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飲食店の開業・経営にちょっとだけ役に立つコラム

中心部か郊外か、飲食店の店舗物件の選び方

飲食店経営の肝になる店舗物件についてです。








場所がすべてではありませんが、かなり重要な要素であることに間違いありません。









今回は、どのような点を考えて飲食店の店舗物件を選ぶべきか、そのポイントについてのお話です。

物件はタイミングが重要、時間をかけて探すべし

自分が思い描くお店の場所、賃料の条件を満たす店舗物件というのはなかなか見つかりません。








不動産屋さんに仲介を依頼して、物件を探してもらったとしても「よし!これなら勝負になりそうだ!」という物件がいきなり出てくることは少ないです。










店舗物件の空きは、いま入居している人が出ていくか、店舗が新しくできるかのどちらかしかないため、根気よく時間をかけるつもりでいた方がよいでしょう。









物件を探し始めて1年くらいかかったというのはざらにある話です。











飲食店の店舗物件は、一度決めてお店を構えるとそう簡単には変更できません。












新規オープンから1年くらい経過した時点で、

「場所がよくなかったので場所を変更するために銀行から融資を受けたいのですが・・・」


というご相談を受けることがあるのですが、そのような場合は業績が良くないため、ほぼ追加の融資は受けられません。









後戻りができない状況であることを認識して店舗物件は決める必要があるのです。

賃料の一つの目安は坪単価

店舗の広さと賃料との関係を示すひとつの目安として「坪単価」というものが用いられます。









坪は広さを示す単位のことで約3.3㎡、たてよこ約1.8mの正方形で、畳2帖分の広さです。











店舗物件の広さはまちまちであるため、1坪あたりの金額がいくらかということによって、賃料の高い安いの目安を考えることができます。

(物件ごとの比較として坪単価を使うことが多いです)










また、繁華街の中心部の物件は路面店ではなく、ビル中(いわゆる空中店舗)物件であることが多いです。










ビルの2階以上でも人通りの多い中心部を選ぶか、路面店にこだわって中心部を外すか、お店のコンセプトや単価、営業時間との兼ね合いで考えることになります。








空きがある物件の数で言えば、中心部の物件の方が圧倒的に多いです。








空き物件が多いということは、物件の数が多いということだけではなく、それだけ入れ替わりが激しいということの裏付けでもあります。

物件がなければ自分で作るという選択肢

交通の便が良い場所を外して、車で来店する人をターゲットにする店舗物件選びも考えられます。









この場合、賃料がグッと下がりますが、物件を見つけるのがなかなか難しくなります。










また、郊外店舗の場合、来店しやすい駐車場をどれだけ確保できるかが肝になります。









そうなると益々物件を見つけるのが難しくなるため、自分で店舗兼住宅を建てるという選択肢も出てきます。










ただしこの場合は融資のハードルも高くなり、融資を受けると数千万円の借入を背負うことになります。









この方法は、自分の出身地など「この場所で開業したい!」ということが明確になっていることが必須であると言えますし、商売として成り立つかどうかも慎重に検討した方が良いでしょう。

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