2022.04.25 資産形成・資産運用
飲食店経営者のための資産形成・資産運用 つみたてNISA(ニーサ)
飲食店経営者のための資産形成・資産運用 小規模企業共済 飲食店経営者のための資産形成・資産運用 iDeCo(イデコ)に続く第三弾です。
今回はつみたてNISAのお話です。
本業がある方の資産形成、資産運用は前回ご紹介した小規模企業共済、iDeCo、つみたてNISAの3つを行うだけで充分かと思います。
つみたてNISA(ニーサ)とは?
つみたてNISAとは、少額からの長期・分散・積立を支援するための非課税制度です。
証券会社や銀行にNISA口座を作り、その口座の中で投資信託などを購入し、管理します。
(購入限度額は1年あたり40万円)
非課税制度なので、運用益は非課税です。
小規模企業共済やiDeCoとの違いは、税額控除がない、という点です。
節税効果は薄くなってしまうのですが、その分運用の自由度が高く、途中解約も自由にすることができます。
非課税期間は2018年から2037年までの20年間
つみたてNISAは投資可能期間が2018年から2037年まで、と定められております。
投資可能期間なので、2037年までの投資、つまり、最長で2037年~2056年までの投資が非課税扱いになります。
とても長い期間ですね。
実はこの「長さ」がとても重要なのです。
資産形成や資産運用において重要なのは、長期で行うことで、短期的な変動に惑わされずに、いかに長く続けることができるか、という点が非常に重要です。
長期でコツコツと積み立てを続け、時間と投資先を分散することで、リスクを最小限に抑えることができます。
運用や解約の自由度を生かした使い方を
つみたてNISAはiDeCoと違い、いつでも解約(売却)することができます。
この点を生かした小規模企業共済、iDeCoとの使い分け、併用がおススメです。
つみたてNISAの利用例として挙げられるのが、お子様の教育資金の積み立てです。
学資保険には確実性がありますが、利回りが低く、途中解約がしにくいものがほとんどです。
つみたてNISAで積み立てをすることで、学資保険以上の利回りを得られる可能性があり、また、不測の事態が発生した場合でもお金をすぐに動かすことができます。
ただし運用のリスクもあるので、心配な方は学資保険との両建てがいいかもしれません。
つみたてNISAは教育資金のように、10年を超える長期の積み立てが良く、短期の積み立ては不向きです。
制度の特徴をつかんで、自分のライフプランに合った活用方法を是非考えてみてください。