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飲食店ちょい足しコラム
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みやじま税理士事務所がお届けする
飲食店の開業・経営にちょっとだけ役に立つコラム

自己資金を効率よく貯める方法 基本編

飲食店を開業するにあたり重要なものの一つが自己資金です。








開業時までにどれだけの自己資金を用意できるか、という点は飲食店の経営の成功率に大きく影響します。









今回はどのようにすれば自己資金を効率よく貯めることができるか、というお話です。

自己資金はあればあるほど有利になる

自己資金が多くあると、銀行から創業融資を受ける際の大きな加点となり、創業計画の内容によっては融資を受ける必要がなくなることもあります。




飲食店を長く続けるために、開業時は「3つの負担」に注意する

上記コラムでも触れましたが、借入金の返済の負担がなくなると、飲食店の経営上のリスクは大きく下がります。








無借金とまではいかなくても、自己資金が多くあることで、開業時のアドバンテージになることは間違いありません。



※日本政策金融公庫の新規開業実態調査によると、創業計画における自己資金の割合は平均で3割程度となっているようです。

毎月の給料から少しずつ貯めることが基本

さて、それではどのようにすれば自己資金を多く貯めることができるでしょうか?









宝くじにでも当選すればまとまったお金が手に入りますが、開業を希望される方でそのような方はほとんどいません。











自己資金を多く貯めているかたのほとんどは、サラリーマンとしてもらっているお給料から少しずつ、時間をかけて貯めています。












王道の方法なのですが、この方法が基本です。











そしてこの「毎月のお給料から少しずつ貯金をする」ということが非常に重要です。












理由としては大きく二つあります。


①毎月の収入と支出を管理してお金を貯めることは、経営感覚を養うことにつながる


②毎月コツコツ貯める方法で自己資金を準備すると、銀行からの評価が高くなる




私個人の感想としても、経営が上手な方・長くお店を続けている方は、お金の管理が上手、やりくり上手な方が多いです。

「収入-貯蓄=支出」を意識する

では、どのようにすれば毎月コツコツと貯めることができるでしょうか?












重要なポイントが二つあります。


①期間と金額のゴールを設定すること


②「収入-貯蓄=支出」のルールを守ること












①については、独立を目指す時期とおおよその金額を決めておくことです。

これはある程度アバウトなもので結構です。











例えば、「自分が独立を目指す3年後までに200万円貯める」などの期間と金額を明確にしておけばOKです。












重要なのは②の「収入-貯蓄=支出」のルールを守ることです。









まずは、①で定めた金額を貯めるためには、毎月いくら貯蓄しなければいけないかを計算します。











先ほどの例だと、

200万円÷36か月(3年×12か月)=55,555円


となるので、給料から55,555円を引いた金額に支出がおさまるように家計を管理します。












給料から支出を引いた残りを貯蓄するのではなく、給料から貯蓄を引いた残りに支出をおさめるのです。















貯蓄の優先順位を一番に持ってくることで自分の甘えをなくしてしまいます。



「今月は支出が多くなったから貯蓄できなかった」ということにならないような仕組みを作ることが重要です。










これから自己資金を貯める方はぜひ実践してみてください。

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