2021.08.09 資金調達
飲食店の創業融資を成功させるポイント 全般編
飲食店を開業するための準備として、開業資金の確保が必要となります。
この開業資金は数百万円~数千万円まで及ぶこともあるため、自己資金プラス銀行からの借入が必要になるケースがほとんどです。
今回は開業資金を銀行から借り入れるための創業融資全般についてのお話です。
飲食店を開業するためにはお金がかかる!
飲食店を開業するためには、店舗内装工事や厨房機器、テーブル・イス・食器などの店内備品など設備投資が必要です。
また、多くの場合には、お店を借りて営業することになるため、不動産の賃貸借契約を結びます。
不動産の賃貸借契約を結ぶ際、毎月の賃料だけではなく、賃料の3~12か月分程度の敷金や保証金を支払う必要があります。
さらに、売上が入金されるまでにかかる食材仕入や人件費などの運営費(いわゆる運転資金)が必要になります。
初期の設備投資が少ない居抜き物件(前の賃借人が設備を残している物件)を借りる場合としても、ある程度(少なくとも500万円以上)の初期費用を見込んでおいた方がよいでしょう。
開業するためのお金は借りることができる!
開業にあたっては、銀行から開業資金を借りることができます。
私も多くの飲食店の開業をお手伝いしてきましたが、開業される方のほとんどは、開業資金を銀行から借りています。
日本政策金融公庫は国が株式の100%を保有する公的な金融機関です。
そのため、創業や雇用創出など国として支援したい事業者は積極的に支援してもらえます。
かといって、誰でも借入ができるかというと、そういうわけではありません。
一定の審査があり、その審査に受かる必要があります。
創業融資の審査のポイントとは?
創業融資の審査のポイントは以下のようなものがあります。
・経験
・自己資金
・事業のアイデア、社会的意義
・立地、計画の妥当性
・人脈
これらについて、別の記事で詳細な説明を書いていきます。
融資のスタートラインに立てないこともある?!
なお、上記のポイントを満たしていても、過去の信用情報に問題がある場合、例えば、クレジットカードやローンの支払い遅延などがあると、借入ができない可能性があるので支払いには注意しましょう。
最後に、重要なポイントは、自分ひとりで銀行に申し込みに行かないことです。
我々のような専門家からの紹介があることにより、融資を受けられる可能性がグンと高くなりますので、まずは一度ご相談ください。