2021.07.05 開業支援
どれが効果的?飲食店の広告宣伝の選び方
お店の認知度を高めるために広告宣伝は欠かすことができないものです。
オープンして1~2年経ったあとでも、初めて来店したお客様から
「この場所にこういったお店があることを知らなかった」
という話が出てくることもあるため、広告宣伝はオープン直後のみやればよいというものではありません。
今回は広告宣伝の方法とそれぞれのメリット・デメリットの比較のお話です。
グルメサイトへの掲載
ポピュラーなのは食べログやぐるなびといったサイトへの掲載です。
価格はピンキリですが、最低限の店舗情報のみだと無料の場合もあり、安いプランだと月額1万円程度からあるようです。
消費者がお店を探す方法のメインはWEBであり、有名サイトであればある一定の閲覧数を稼ぐことができます。
一方でサイトの掲載数がとても多いため、他のお店と同質化してしまい広告が埋もれてしまいやすい傾向があります。
「広告宣伝を他社へ任せたい」という方にはおススメの方法です。
自社ホームページの作成
先ほどのグルメサイトは他社のサイトを間借りする形ですが、こちらは自社でホームページを作成して、様々な情報を掲載する広告です。
自社サイトなので自由度が高く、更新も自分のペースで行うことができます。
ホームページの作成を外注すると、初期費用が安くても10~30万円かかりますが、その分月々の維持費は安くなります。
一方で自社サイトなので、グルメサイトのように閲覧数を稼ぐためには手間がかかります。
閲覧数を稼ぐためには、自社ホームページ+リスティング広告などの追加の手段が必要です。
SNSよりも多くの情報を掲載したい方や、頻繁に更新したい方、WEB予約を自分で活用したい方などはおススメの方法です。
SNS
自社WEBサイトよりも手軽に、安価に始められるため、利用している方が多い方法です。
写真での訴求ができるため視覚で訴えることができ、ユーザーが情報を拡散してくれる効果も期待できます。
スマホひとつあれば更新できるため、営業時間中の手の空いたタイミングで更新できる手軽さも魅力です。
一方で競合がとても多く、短期的な効果は期待しにくいです。
筋トレのように時間をかけて効果を出していくか、お金を払って広告表示をするか、ノウハウを購入するか、いずれかのやり方を選ぶことになります。
手書きのチラシ、折り込み広告などの紙媒体
自分たちで手書きもしくは外注してチラシを作り、自分で配るもしくは新聞の折り込み広告などで配ってもらう方法です。
最も原始的な方法ですが、やり方がわかりやすく、それなりの効果を得られます。
費用もチラシを配る範囲や枚数によって自分で調整することができます。
クリスマスやパーティーの多いタイミングでの単発の利用も可能です。
新聞の地域紙に掲載されることも大きな効果を得ることができます。
(新聞の切り抜きを持って来店される方がいらっしゃるようです)
紙媒体は年配の方に対しての訴求力があるため、ターゲット層がマッチするのであればWEBよりも効果が得られることがあります。
自分のできそうな方法、お店のターゲットを考えて決める
広告は自分の手をかけるか、お金をかけるかによって方法が異なり、また、お店のターゲット層、周辺住民の方によっても効果的な方法は異なります。
いろいろな方法を試してみることも必要でしょう。
自分たちが継続してやっていけそうな方法を選び、効果的だったもの、そうではなかったものをやりながら見極めていくことが重要です。