2021.06.28 よもやま話
稼げるときに稼いで、休めるときに休む飲食店の営業
飲食店の売上が落ち込みやすい1・2月ですが、売上が落ち込んでくると不安な気持ちになり「このままで大丈夫だろうか?」という思いを持つこともあります。
今回は売上が落ち込むタイミングをどのようにして過ごすか、というお話です。
飲食店の売上は月ごとに異なる
飲食店の売上は季節変動があります。
おおまかな傾向はどのお店も一緒で、立地や客層、イベントの日程、その年の連休の並び方などによってお店ごとの変動が出ます。
一般的には暖かくなり始める3月、連休に入り人の動きが活発になる5月、忘年会シーズンの12月などが忙しく売上を稼ぐことができる月です。
逆に正月連休明けプラス寒くなる季節である1・2月、寒くなり始める10・11月などは売上が下がりやすい傾向にあります。
お店の営業を数年間続けているとある程度の傾向はつかむことができるので、その傾向にあわせて広告宣伝やメニュー開発などの売上対策をすることが一つの方法です。
思い切って休むことも必要?
忙しくない時期に思い切って休むこともひとつの方法です。
飲食店は週休1日、4週6休くらいの営業になることが多く、一般的な仕事よりも休みが少なめです。
忙しくない月にまとまった休みを取れることは経営者の特権ですし、家族サービスや新たな学びを得るための勉強や研修のための旅行をすることもできます。
毎日同じ営業の繰り返しになると刺激がなくなりがちなので、モチベーションを上げるためにも休みや新たな勉強は必要でしょう。
家族サービスであれば経費にすることはできませんが、研修や勉強のための旅行や飲食であれば一定の割合を経費にすることも認められます。
売上は月単位ではなく年間ベースで考える
とはいえ「休むと売上がなくなるので不安」と思う気持ちもあります。
個人的な意見ですが、売上や利益は基本的に年間ベースで考えることをおススメしています。
つまり年の中でも、稼ぐことができる時期にできるだけ稼いで、そうではない時期には稼ぐための準備をする、という考え方です。
年間の売上ベースが下がらないような見込みがあるのであれば、忙しくない時期に、さらなる売上を上げられるような知識や経験を得る、休んで英気を養うということはとても有意義であると言えます。